出版社と編集プロダクションの関係性―仕事内容や働いている人材の違いについて

出版社と編集プロダクションの関係性―仕事内容や働いている人材の違いについて

通称“版元”と呼ばれる出版社と“編プロ”こと編集プロダクション。どちらも出版業界を支えている重要な存在だが、どんな仕事内容なのか具体的に知っている人は少ないかもしれない。今回は出版社と編集プロダクションの関係性や仕事内容の違いについて詳しく紹介していこう。

■出版社と編集プロダクションの仕事内容と関係性について
そもそもあなたは出版業界の仕組みをご存知だろうか? 本が刊行されるまでの流れを簡単に説明すると、まず最初に出版社が本の企画を立てるところから始まる。続いて企画を実現するために取材や原稿の執筆などの制作作業が行われ、印刷所にデータを入稿することで本が完成。出来上がった本は“取次”と呼ばれる業者によって各書店に流通し、一般的な消費者の手元に届くという流れになっている。

基本的に書店で売れなかった本は取次を介して出版社に返品されるので、書店は大量の在庫を抱えてしまうリスクを避けられるという仕組み。ただし最近では、取次業者を介さずに書店と出版社が直接やり取りをするケースも増えているという。

本が流通するまでの制作過程全般に関わっているため、出版社の仕事内容は多岐に渡っている。しかし実際には業務量の多さから、途中の工程を社外に委託することがほとんど。そこで出版社からの依頼を受け、制作に携わるのが編集プロダクションの主な仕事内容だ。

出版社と同じように書籍や雑誌の制作を行うものの、編集プロダクションは基本的に自社出版を行わないという大きな違いがある。編集プロダクションの仕事の流れとしては、まず出版社や広告代理店から依頼を受けて企画の詳細を固めるところからスタート。クライアントからGOサインが出たら、原稿を用意したり紙面をデザインして企画を形にしていく。また出版社との契約によっては、編集プロダクションが紙面の校正や印刷所への入稿までを担当することも珍しくない。編集プロダクションが担当する仕事内容の範囲は出版社との契約次第で変わり、本の制作過程全てに関わることもあれば「取材だけ」「紙面づくりだけ」といった形で一部だけを請け負うこともある。

出版社が編集プロダクションと仕事をするメリットとしては、業務量軽減のほかにも「社内で制作できない本の企画に手を出せる」といった点があるようす。出版社に専門的なノウハウがなくても、そのジャンルを得意としている編集プロダクションのライターに依頼すれば企画を実現することができる。そのため出版社が依頼しやすいように、公式サイトなどに仕事内容と合わせて得意ジャンルを記載している編集プロダクションも多い。

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■出版社と編集プロダクションの違いって?
それでは出版社と編集プロダクションには、会社としてどんな違いがあるのだろうか。最も大きな違いと言えるのは「利益を得るための仕組み」。基本的に出版社は刊行した本の売上が高ければ高いほど利益を得ることができる。しかし売上高はそのまま利益になるわけではなく、書店や取次と配分することに。また原稿料などの制作費も支払わなくてはならないため、本の売上が低ければその分経営も逼迫していくことになる。

他方で編集プロダクションの場合には出版社と違い、クライアントから依頼を受けた時点で編集費が生じるのが一般的。売上に関わらず利益を得ることができるので、本が売れなかった時のリスクを抑えられる。逆に言えば、もし本が爆発的にヒットしても編集プロダクションはあまり恩恵に授かることができない。そのため出版社は1冊の本をヒットさせるためにコストをつぎ込むことがあるが、編集プロダクションは1つの企画にこだわるよりも多くの企画を多くこなそうとする傾向がある。ただし例外的なケースとして、編集プロダクションが出版社と印税契約を結び、本が売れた際に利益を得られるようになっていることもあるようだ。

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■出版社と編集プロダクションで働いている人材の違い
出版社と編集プロダクションでは仕事内容だけでなく、必要な人材の種類にも大きな違いがある。まず出版社の特徴としては、会社内で役割分担がはっきりしていることが多い。会社の手がける仕事内容によって違いがあるものの、出版社の部署は“制作系”と“営業系”に分かれているのが一般的。制作系の部署で働いているのは主に書籍の編集に特化した人材で、原稿を執筆するスキルや印刷物のデータを編集するDTPソフトを扱うスキルなどが求められる。また大手の出版社では会社内に専門のデザイナーがいたり、出版物に誤植や事実確認のミスがないかチェックする校閲担当者がいる場合も珍しくない。

そして出版社の営業系部署では、書籍の制作ではなく流通以降の過程に携わることに。制作した本が売れるように、書店や取次に営業を行うのが主な仕事内容となっている。一般的な営業職と同じく明るい人柄やコミュニケーション能力が求められるほか、書籍の企画を提案することもあるため企画力が必要に。そのほか出版社では著作権を管理するための部署が設けられていたり、「総務」や「経理」といった部署が独立していることもある。

出版社と違い編集プロダクションの場合は、出版社ほど役割分担がはっきりしていないことが多い。クライアントからの依頼によって仕事内容が変わるので、本の企画から編集・ライティングまで幅広く対応することが必要。編集プロダクションでは出版社と違い「営業」も編集者が行うことがほとんどで、“営業系”と“制作系”の垣根がない環境で働くことになる。編集プロダクションの編集者は一人で何役もこなさなければいけない半面、出版社と違い多彩なスキルを身につけられるというメリットがあると言えるだろう。

売れるWEBコンテンツを作成する3つの秘訣

売れるWEBコンテンツを作成する3つの秘訣

街中には目新しい情報をチェックしようと、スマートフォン画面とにらみ合う多くの人の姿が見られる。膨大な情報が蠢くネット上から、求めていた情報を探し当てられる人は果たして何人いるのか。そして、人の目を惹きつけられるWEBコンテンツを提供するサイトは、一体いくつ存在しているのだろう。

もちろん良質なWEBコンテンツの制作には時間が掛かる。また、すでに数多くの競合サイト同士が“追い抜け追い越せ”の激戦を繰り広げるWEBコンテンツ市場に、新参者が飛び込んでもすぐには太刀打ちできない。しかし、いくつかの秘訣を知っているだけで、今後の戦況を大きく変えることが可能になるかも。そこで今回は、売れるWEBコンテンツを作成する秘訣を3つ紹介しよう。

■明確化されたWEBコンテンツの目的
まずWEBコンテンツの目的としては、PV数を増やすことで収益を増加したり、見込みユーザーを獲得し顧客へと育成することなどが挙げられる。さらに重要なのは、ターゲットとなるユーザーを明確にすること。年代・性別・好み以外にも、ターゲット層の業種や職種などを具体的に決めることで、その後ユーザーが読みそうなコンテンツを容易に想像することができる。ブレないコンテンツの作成は、サイトを大きく成長させる1番の近道だ。

■コンテンツのジャンル分け
毎分毎秒ごとに新しいコンテンツが作成されるネット上において、ネタ切れは命取りと同意儀であり、ネタの良し悪しがコンテンツの価値を決めると言っても過言ではない。コンテンツの未来を担うネタ切れを防ぐためには、コンテンツのジャンル分けが役に立つ。例えば“単発型”と呼ばれる、鮮度がありユーザーに役立つ情報を提供するコンテンツ。長期的な掲載には不向きだが、短期間でユーザーの関心を集められるため、単発型コンテンツ作成から始めるサイトは多い。

ほかには“連載型”のように、1つの大きなテーマを軸に複数回に渡って掲載するコンテンツや、特定の分野で活躍する著名人などの声を掲載した“インタビュー型”といった人気コンテンツなどがある。得意のジャンルを極めるも良し、様々なジャンルを網羅するも良し。気に入ったやり方でコンテンツを作成しよう。

■重要なのはリサーチ力
「敵を倒すには、まず敵を知ることから」とはよく言ったもので、キーワードを入力し検索順位が上位のサイトが、どういったコンテンツを提供しているかのリサーチはとても重要。検索順位で上位に表示されるということは、文字通り人が求めている良質なWEBコンテンツを提供できていることの証明といえる。またネット上でのキーワード検索以外にも、TwitterやfacebookといったSNS上での反響も大事なリサーチ源だ。リサーチの結果から検索数が多かったキーワードは逐一メモしておき、関連する様々な情報と合わせてユーザーが求めるコンテンツの作成を目指そう。

良質な記事作成のコツは“読者のニーズを知る”ことだった!?

良質な記事作成のコツは“読者のニーズを知る”ことだった!?

 作成した記事の対価として報酬を得るライターにとって、質の良い記事を書き上げることは必須のスキル。しかしいざ書いてみると、文章はまとまっているものの面白みに欠けていたり、情報を無造作に集めただけの文章になっていたりと、いまいち出来の良くない仕上がりになってしまう人も多いのではないだろうか。今回はもう一段階記事の質をあげ、ライターとしてレベルアップを図りたい人のために、思わず読みたくなってしまうような記事を作成するためのコツをご紹介。

 まず大事なポイントは「読者の気持ちを考える」こと。読者がなぜこの記事にアクセスするのか、どういう情報を得たいのか、という読者のニーズを理解することで、読者が読みたいと思う記事を作成できるようになる。例えば「異性と仲良くなる方法」と検索する人は、「異性からモテていない」「異性からモテたい」「交際相手が欲しい」という現状があり、「どうすればモテるのか」「どうすればうまく話せるのか」「どういう服装を着ればいいのか」などと、知りたい情報がたくさんあるはずだ。このように、読者の「現状」を理解して、「どう改善したいのか」を汲み取り、「改善するための方法」を提示することが、質の良い記事を作成するコツにつながるだろう。

 また、「情報の取捨選択」も大きなポイント。膨大な量の情報の中から、面白く読者が興味を持ちそうな情報を絞って記事を書き進めなければならない。自分が記事を読む時を想像しても、ありふれた普遍的な情報より、新しく少し変わった情報の方が知りたいと思うはず。ただし、面白い情報がたくさんあったとしても詰め込みすぎてしまうのは厳禁。文字数が限られた記事の中で多数の情報を紹介しても、ひとつひとつの情報が薄っぺらくなり読み応えがなくなってしまう。「コレだ!」と思った情報にだけ的を当てて、そこを掘り下げて記事を書き進めるようにしよう。

 面白い情報を取り入れるためには常にアンテナを張り巡らせておくことも重要。様々なジャンルの記事を書くライターにとっては、中には自分が興味ないことについて書かなければならないこともあるだろう。そんな時でも良い記事を書くためには、SNSやテレビなどで話題になっている最新の情報を取り入れておかなければならない。世間の動向や流行りに常に敏感であるように意識することが大切だ。

 書いている本人の都合で記事を書くのではなく、読者の立場からの視点を持つことが「読者が本当に読みたいもの」を掴むコツ。思わず手を止めて読んでしまうような記事を書き、ライターとしてのレベルアップを目指そう。

未経験からフリーライターになるために必要な唯一の方法は“ブログ”だった!?

未経験からフリーライターになるために必要な唯一の方法は“ブログ”だった!?

 以前「お金でしっかり稼ぎながらWEBライターになる方法 フリーで仕事を始めるのはやヤバい?」という記事の中で、“いきなり個人でライター活動を始めることはおススメできない”とお伝えした。確かに大手サイトに登録し、発注される激安案件をこなすことで執筆業務に慣れていくという道もあるにはある。しかしそれでは、いつまで経ってもライターとして生計を立てることは不可能だろう…。そこで今回は本気でフリーライターを目指す人に向けた、未経験からでもライターとして確実に報酬を得ることができる1つの方法を紹介しよう。

 将来的にフリーライターとして食っていこうと考える人の多くは、まず出版社や編集プロダクションに入社し文字通りライターの仕事を経験するという王道の方法や、WEBコンテンツの運営や制作を行う企業で、自社メディアの運営に携わるといった方法を思いつくだろう。実際に出版社や編集プロダクションに勤めていた人が、数年後に独立しフリーとして生計を立てる人は多い。

 ここまで書くと、「フリーライターになるには編集業界を経験しないとダメなんだ…」と肩を落とす人もいるだろう。だが実際にライター未経験の状態からフリーライターを本業として生活する人も多く、彼らは口を揃えて“ブログ”がきっかけだと語っている。

 ブログを始める1番のメリットは、費用をかけず自由に好きなことを世の中へ発信でき、将来的に収入に繋がるという点。ブログは個人の“ポートフォリオ”とも表現され、自分がどういった人間かを表現するにはもってこいのツール。しかしただ単に日々のあれこれを書いた記事をブログにアップしまくればいい訳ではなく、多くの人に読んでもらえる面白い記事を執筆できるかどうかが重要。ブログのファンやリピーターが増え集客力が上がれば、広告収入を得ることだって夢じゃない。

 しかし集客が見込めるのは、ブログの開設から早くても半年。またブログをきっかけに仕事を受けるようになるには、少なくとも1年以上を見越しておく必要があり、ブログを開設してすぐにライターの仕事にありつけるとは言い難い。そのため、いきなりフリーライターを本職にするよりも、まずは生活基盤を築くための稼げる仕事を続けながら、スキマ時間を使ってブログの更新を続けることが理想だろう。

 さらに毎日コツコツと根気よく記事をアップし続けることが何よりも大切で、ある統計によるとブログを始める人の約9割がすぐにやめてしまうという。だからこそブログを書き続けることに意味があり、ある日突然思いもかけない所から声を掛けられることだってあるかもしれない。

 今はネットやSNSの普及により、月に数十万円以上を稼ぎ出す“プロブロガー”や“インフルエンサー”と呼ばれる存在も珍しくない時代。好きな仕事で収入を得るのは難しいことだが、未経験でもまずは1歩踏み出すことが何よりも大事だ。

読みやすさが鍵! ユーザーに読まれるSNSライティングの良い例と悪い例

読みやすさが鍵! ユーザーに読まれるSNSライティングの良い例と悪い例

 今年6月にFacebookのCEOマーク・ザッカーバーグが、同SNSの登録者数が20億人に達したと発表したのも記憶に新しい中、Instagramも公式サイト上で、2010年のサービス開始から僅か7年で月間の利用者数が7億人を突破したと発表するなど、凄まじい勢いで成長を続けるSNS業界。

 しかし多くの情報が日々洪水のごとく更新され続けるSNSにおいて、ユーザーの目に留まる文章を書くのは至難の業。そこで今回はユーザーが読みやすいと感じる、SNSライティングの良い例と悪い例を紹介していこう。

 SNSライティングを行う上で“読みやすさ”は大前提。ユーザーから好まれる文章には、読み手の興味や関心を惹きつける工夫が多く施されている。特にSNS上の文章は流し読みされやすく、興味のある部分だけが読まれることも多いため、長すぎる文章は嫌われがち…。

 一文に内容を詰め込みすぎるのではなく、50文字以内に収めた文の中に内容を簡潔にまとめることが重要。ほかにも段落分けや箇条書きなどを用いるだけで、文章は格段に読みやすくなる。

 また“使わない言葉”に注意を払うことも、読みやすい文章を書く上で大切になるテクニックだろう。例えば、文章中に“それから”や“そして”などの接続詞を連続して何度も用いてしまうと、文章全体が一気に幼稚な印象に…。

 中には、文章中に“こと”を多用することで表現が複雑になってしまう場合も。例えば「仕事をするということは生きるために必要だ」という文も、“こと”を使うことで非常に読みづらい文章に。この文を「仕事は生きるために必要だ」と書き換えるだけで、伝わりやすさは格段に上がる。

 さらに文章中の漢字の多さも、ユーザーを遠ざける要因に…。漢字ばかりの文章は読みづらいだけでなく、ユーザーの読む気力を削いでしまうことにも繋がってしまう。ちなみに新聞の場合は漢字の字数は全体の3割程度といわれており、意図的に漢字をひらがな表記に書き直していることが分かる。

 同様にカタカナや英数字の使用には全角、または半角に表記を統一する基本的なルールが存在する。このルールに従い文章中にあるカタカナは全角で、英数字は半角で表記を統一することにより文章がさらに読みやすいものに。

 効果的なSNSライティングで、1人でも多くのユーザーから“いいね”をもらおう。

ライターなのに“会話力”も必要!? ライターがライティング以外に身につけるべきスキル

ライターなのに“会話力”も必要!? ライターがライティング以外に身につけるべきスキル

 数々の文章を書くライターにとって、ライティング能力は求められて当たり前。しかし、ライティング能力だけに秀でていても、読者のニーズに応えられる記事を書くことはできないだろう。一枚上手のライターになるためには、ライティング以外にも様々なスキルが必要になってくる。今回は、ライターが身につけておきたいライティング以外のスキルについてご紹介。

 まず必要なのが「情報収集能力」。記事を書く時には、膨大な量の情報の中から気になるものをピックアップしなければならない。しかし、使いたい情報があってもその情報が正しいかどうかを確認せずに使用することは厳禁。2016年には医療記事を扱ったサイト「WELQ」に掲載していた記事の内容の信憑性に問題があり、サイトが休止に追い込まれるという事態が巻き起こった。このように間違った情報を掲載して読者からの信頼を失うことは、大きな損害につながってしまうことも。情報を選ぶ際は、必ずしっかりと事実確認を行い、正確な情報だけを使用しなければならない。

 正しい情報を収集すると同時に、その中から「読者が興味を持ちそうな面白い情報を選ぶこと」も重要になってくる。わざわざ記事を開かなくても知っている当たり前の情報だけでは、読者の身としては満足しないだろう。読者に「記事を読みたい」と思わせるためには、目新しくインパクトのある情報を提供するよう心がけよう。

 また、「会話力」も必要なスキル。ライターというと一人で黙々と記事を書くだけだと想像する人もいるかもしれないが、会話が重要になる場面は意外と多い。例えば書いた記事を修正してもらう時には、自分の文章が伝わらなかったとしても、どういうことを書きたかったのかをしっかり説明できなくてはならない。「どこがいけなかったのか」「どう修正してほしいのか」など、編集側が望んでいるものを汲み取るためには、編集者と意思疎通を図ることが必須になる。そうやって会話を積み重ねることにより、より良い記事が生まれるはずだ。

 情報収集にも会話にも共通して言えることは、「何事にも興味を持たなければならない」ということ。「どういう情報があるのか?」「正しい情報なのか?」「他に面白そうな情報はないか?」と興味を持たなければ、読者を納得させられる記事は書けないだろう。会話では「相手がどう思っているのか」「何を望んでいるのか」など、相手の考えに興味を持って改善、改良に取り組まなければいけない。ライティングはもちろん、ご紹介したスキルも身につけて、ライターとして活躍できる場を増やしていこう。

編集業界を目指す人必見! 編集者にとって必要な4つの能力

編集業界を目指す人必見! 編集者にとって必要な4つの能力

 編集という仕事は高い専門性があるにも関わらず、他の専門的な職業と違い必要な資格はなく、逆に持っていて有利になる資格も特にない。そのため「編集者になりたいけど、必要な能力ってあるの?」と疑問を抱く人も多いだろう。そういった疑問を持つ人や、編集の仕事に憧れ出版社や編集プロダクションへの就職を考えている人のために、編集者として必要な4つの能力を紹介しよう。

 編集者として働く上で、何事にも好奇心や探求心を持ち仕事に取り組む姿勢は大前提。様々なジャンルの本や雑誌を年間何百冊も製作する出版社に勤める場合、自分好みのジャンルに携われるとも限らない。そのため配属先の部署が扱う本や雑誌が興味のない分野だったとしても、その分野について“知りたい”と思える好奇心を持つことは何よりも重要になってくる。

 好奇心を持って幅広い知識を身につけると同時に、“高い情報取集能力”も編集者になるための必要な能力の1つ。日々世の中に新たな情報を発信し続ける編集者にとって、様々な情報をいち早く仕入れるために常にアンテナを張っておくことは、もはや仕事の一環。日頃から新聞や雑誌、ネットなどに目を通し、セミナーへの出席を通して豊富な知識を持つ専門家と知り合ったりと、情報源や人脈を拡げることで斬新な企画の発案に繋がる。

 また“コミュニケーション能力”も編集者が身につけておくべき能力だ。作家との良好な関係を築く上での意思疎通は欠かすことができず、また企画を成立させるためにプレゼンテーションを行うなど、編集者がコミュニケーション能力を問われる場面は意外にも多い。また企画が通り出版が決まった後も、営業や宣伝といった関係部署との交渉が待っており、逆に企画がボツになった際には上手く作家に伝え、互いの関係を悪化させないように注意することも必要になる。

 最後に“身体は資本”という言葉の通り、体調管理は編集者にとって何よりも大切。編集者といえども1日中机に向かって仕事をするわけではなく、企画会議ややクライアントとの打ち合わせ、時には長期の取材への対応を求められることもあり重労働は確実。念願かなって編集者になれたとしても、身体を壊して退職なんて事態になりかねない…。そのため常に体調管理には気をつけ、万全の状態で仕事に励むことが必要だ。

 華々しい世界を夢見て編集業界に飛び込む人も多いが、ある編集者が言うように編集という仕事は実はとても地味。しかし提案した企画が通り、1冊の書籍として世に出せた時の達成感は想像以上に大きなもの。これから編集者を目指す人は、今回紹介した能力を参考に夢を追いかけてもらいたい。

プロ顔負けの文章力を手に入れるための5つの方法

プロ顔負けの文章力を手に入れるための5つの方法

 編集プロダクションに勤め様々な記事を書き上げるライターにとって、文章の質を上げることは必要不可欠といえる。しかし長年プロのライターとして活躍する人でも、簡潔で読みやすく、さらに分かりやすい文章を書くことは至難の業。そこで今回は文章力が上がらないと悩む新米ライターや、ライター職への転職を考えている未経験者に向けた、文章力を鍛える基本的なトレーニング方法を紹介しよう。

 文章を書くためには論理的な思考力や表現力など、多くのスキルが必要。中でも、簡潔で的確な文章を書くために重要なスキルが読解力といわれる。読解力を鍛えるには“語彙を増やす”という方法があり、中でも本を読みながら自然と語彙力を身につけるトレーニング方法が一般的だ。

 さらに幅広いジャンルの本を読むことで、語彙力のほかにも様々な著者の表現方法や文章技術に触れることができる。分からない言葉や初めて見る表現なども辞書を使って調べつつ、実際に文章を書く時に取り入れながらライティングの質の向上を目指そう。

 そして意外にも見落としがちなトレーニング方法の1つに“日常会話”がある。「人と会話することと、文章を書くことって関係あるの?」という疑問の声が聞こえてきそうだが、人と話すことで相手が理解できるように話を組み立てる“構成力”が身につく。構成力は文章を書く上での重要な要素で、構成を変えるだけで読み手をグッと惹きつけることもできてしまうほど。また構成力が身につくと、ライティングが楽になることもある。

 文章力を鍛えるためには、“読む”こと以上に“書く”ことも重要。誤字・脱字を出さないことも大切だが、中でも文中の“てにをは”ミスは避けたいところ。たった1文字の違いで文章全体の意味がまるっきり変わってしまうこともあり、ライター経験者なら口を酸っぱくして注意された人も多いのでは? “てにをは”を理解することは、読みやすい文章を書くための最初の1歩ともいえる。

 “てにをは”以外にも、同じ表現や言い回しを繰り返し使うことで文章のリズムが狂ったり、主語と述語のつながりにズレが生じることで読みにくい文章になり、文中の重要な部分が読み手に伝わらなくなってしまうことも…。1文に多くの情報を盛り込みすぎないことも、簡潔な文章を書く上で気をつけたいテクニックの1つだ。

 また書き終えた文章を添削してもらうことも、文章力をあげる上で必要なトレーニングになる。コツとしては身近な人よりも、第3者やプロに文章を添削してもらうほうが的確なアドバイスをもらえる場合が多くおススメ。最近では数百円からの有料の添削サービスもあり、活用してみてもいいかも。

 今回紹介したトレーニングは基本的なものばかりだが、文章力を鍛えるには基本を理解し繰り返すことが何よりも重要。基礎である土台がしっかりすれば、高度なスキルも容易に積み重ねることができる。

編集プロダクションのライターも目から鱗! 質を落とさずライティングスピードを倍速に上げる鉄板術

編集プロダクションのライターも目から鱗! 質を落とさずライティングスピードを倍速に上げる鉄板術

 ライターとして文章を書いて食べていくには、平均1時間に800文字以上を書き上げる必要があり、中には30分で1,000文字を書き上げる強者もいるほど。特に、編集プロダクションに勤め日々締め切りに追われながら何本もの記事を書き続けるライターにとって、ライティングスピードはサラリーマンのスーツ同様、必ず身につけなければいけないスキルの1つ。

 経験や慣れが必要といえばそれまでだが、ライター初心者でも少しの工夫でライティングの質を落とすことなく、格段にスピードアップができる“コツ”はある! そこで編集プロダクションのライターも目から鱗の、ライティングスピードを倍速にする方法3つを紹介しよう。

 真っ先におススメする方法は、ライティング時間の設定。特にライターになり立ての頃は、1本の記事を何分で書き上げられるか時間の感覚が身についておらず、ダラダラと時間ばかりが過ぎていくなんてことも…。そこで自分の中でライティング時間を設定して“時間を意識する”ことで、時間の感覚が身につきスピードも自然に上がっていく。文章を書き始める前にタイマーを使ったり、途中経過の時間を記録するとより効果的だ。

 またタイピング中に意外と多く見られるのが、文字の変換ミス。文字を入力し最適な単語に変換しようとするも、いくつも出てくる変換候補に手間取り、なかなか最適な文字が見つからず、さらに間違った文字に変換してしまい入力し直すなんて経験がある人も多いはず。

 そこでおススメの方法が“単語登録”。やり方は至って簡単で、Windowsの場合だと言語バーの「ツール」から「単語/用例の登録」をクリックし、登録する単語を「読み」に、変換したい単語を「語句」に入力するだけ。単語登録を行うことで、タイピングの回数を減らせるだけでなく単語変換のミス防止にも繋がるため、ライティングスピードの短縮にも期待できる。

 さらにライティングを進める際にもスピードを上げる“コツ”はある。それは先に各見出しの結論と、その結論を補強するために集めた情報を“箇条書き”で書き出すというもの。この方法を使えば、1日に何本もの記事の依頼を受ける編集プロダクションのライターもまとめて一気に仕上げることができ、中には1,500文字程度のコラムを1日に最高20本も書き上げるプロのライターもいるほど。情報を箇条書きで書き出すことにより情報の取捨選択ができ、ライティングスピードを大幅に短縮することができるのだ。

 またライティング中に手直しをすることなく、まずは“書き切る”ことも重要。漢字の変換ミスや誤字・脱字などの細かいミスはいったん無視して書き進めることで、ライティングに集中できスピードもアップ。文章を書き終わった後はミスの修正も含め、読み手として客観的に文章をチェックすることも忘れずに。

編集の基本「ひらく」「とじる」とは?

編集の基本「ひらく」「とじる」とは?

 「むすんでひらいて」という童謡があるが、似た言葉が編集の世界にもある。「ひらくとじる」だ。

 “漢字”で書ける語句を“ひらがな”で書くことを「ひらく」、逆に“ひらがな”の語句を“漢字”で書くことを「とじる」と呼ぶ。

<漢字の多い文章>
・読みづらい
・堅苦しさが漂う

<漢字の少ない文章>
・読みづらい
・幼稚に思える

 以上、各2点が「ひらく」「とじる」主な理由となる。ある言葉を漢字で表記するか、ひらがなで表記するかを適切に判断するのは、実に難しい。参考になればと、ふだん使う言葉で「ひらく」べき言葉を並べてみた。

<参考例>
敢えて→あえて
貴方/貴女→あなた
余り→あまり
予め→あらかじめ
有る/有り→ある/あり
如何に→いかに
幾つ→いくつ
頂く/戴く→いただく
一旦→いったん
色々→いろいろ
内→うち
下さい→ください
先程→先ほど/さきほど
流石→さすが
様々→さまざま
更に→さらに
全て/総て→すべて
折角→せっかく
是非→ぜひ
但し→ただし
為→ため
何故→なぜ
甚だ(しい)→はなはだ(しい)
全く→まったく
下/元/基→もと
因って/依って/拠って→よって
様→よう
訳→わけ
割りと→わりと
我/我々→われ/われわれ

 決して「ひらかなければいけない」というわけではない。漢字が存在しているのだから、臨機応変に漢字とひらがなを使い分ければいいと思う。

 ただし、自分の中である程度のルールを作っておくといいかもしれない。同じ言葉が日によって、「漢字/ひらがな」の表記が違ってしまい、バラバラになってしまうからだ。