「ジュニア冒険小説大賞」受賞作『こちら妖怪お悩み相談室』に絶賛のコメント! ユーモアたっぷりな「学校の怪談」が登場

「ジュニア冒険小説大賞」受賞作『こちら妖怪お悩み相談室』に絶賛のコメント! ユーモアたっぷりな「学校の怪談」が登場

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「第16回ジュニア冒険小説大賞」を受賞した清水温子さんの作品『こちら妖怪お悩み相談室』が、2019年4月9日(火)に発売されました。

同書は主人公・リカが妖怪からの相談をとおして「悩みに寄り添う気持ち」を学び、困難を乗り越えてゆく成長物語。登場するのは「垢なめ」や「ヨジババ(四時婆)」「電話のメリーさん」「トイレの花子さん」「理科室の人体ガイコツ模型」「音楽室のモーツァルト画」「校庭の二宮金次郎像」など、古典的な妖怪や学校の怪談の定番たち。妖怪と人間の交流がユーモアたっぷりに描かれる同書のあらすじを、ご紹介しましょう。

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<あらすじ>
ひょんなことから「妖怪お悩み相談室」の電話番となった、小学6年生のリカ。相談室のボス「ぬらりひょん」や「ろくろ首」のナツ先輩といっしょに、妖怪たちの悲喜こもごもにつきあう日々を送っている。ある日、リカは複数の問題を一度に解決するために、妖怪たちのパレードを計画することに。ぶっつけ本番。はたして成功なるか!?

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同作が受賞した「ジュニア冒険小説大賞」は、海外ファンタジーばかりが持て囃される傾向にあった2001年、「現代の子どもたちがワクワクするような日本オリジナルの冒険物語を子どもたちに届けよう」との思いから創設されました。『こちら妖怪お悩み相談室』には、選考に参加した作家からのコメントが届いています。

<選評>
いろいろな妖怪がわらわらと出てくるのがおもしろい。文中に「なるほど」と思わせる名言が多いのもポイント。「冒険」をどこに求めるのか、これもなかなか難しいが、主人公が自ら妖怪の世界に入っていくこと、ピンチでも逃げないところが冒険といえば冒険だろう。妖怪それぞれに悩みや事情があり、憎めないキャラクターであることに好感が持てる。舞台が学校と相談室に集約しているのも、子どもにとっては身近だろう。主人公が活躍、成長していくのも、児童文学の王道で安定感がある。

妖怪相談室という、いわば鬼太郎側からの設定。妖怪にもある人間関係的な悩みが眼目かも。学校怪談パロディの娯楽版として仕上がっている。―眉村卓(作家)

会話の出し入れも地の文も終始テンポよく運ばれて過不足がなく、受賞者は年齢からみても、これからの活躍を大いに期待できる伸びシロの大きい才能と見た。―南山宏(作家)

受賞を果たした清水さんからも、喜びのコメントが届いています。

大賞の連絡をいただいたとき、足は震え、頭の中が真っ白になりました。作品を書くことは、自分の心と向き合うことでもあります。それが苦しいときもありましたが、書くことを途中であきらめなくて良かった。支えてくれた家族にも感謝の気持ちを伝えたいです。これからも私だけが作れる物語を書いていきたいと思います。―清水温子

「人生いろいろ、妖怪もいろいろ」な新世代の「学校の怪談」を、手に取ってみてはいかが?

■『こちら妖怪お悩み相談室』
作:清水温子
絵:たごもりのりこ
定価:1,300円+税
判型:四六判/200頁/ハードカバー
対象年齢:小学校高学年
発売日:2019年4月9日(火)
出版社:岩崎書店

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