東大生は何を読んで「東大生」になったのか? 『東大生の本棚』著者インタビュー公開

東大生は何を読んで「東大生」になったのか? 『東大生の本棚』著者インタビュー公開

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西岡壱誠さんの新刊『東大生の本棚』の発売を記念して、著者インタビューが実施されました。

同作は、東大生100人へのアンケートでわかった勉強と仕事に役立つブックガイド。著者の西岡さんは2浪して崖っぷちの状況で「読解力」と「思考力」を鍛え、東大に合格したという現役の“東京大学3年生”です。東大書評誌『ひろば』の編集長などで活動中。同書では東大でも有数の本好きといわれる著者が、東大生の「読解力」と「思考力」を育てた本の読み方・選び方をまとめています。

西岡さんと「本TUBE」編集部によるインタビュー動画が届いたので、一部を紹介していきましょう。

―ラノベとかマンガもけっこう読むんだなと、ビックリしました。
古典的なものを好きっていう人もいるんですけど、そっちを読んでいるから頭がいいとかそういうことではないんですよ。実は、どちらにも共通する部分があったりします。ただ古典作品になると文学部の人が読んでいる場合が多いので、今回のアンケートではそんなに数が出てないんです。ちなみに、源氏物語は原書がおもしろいです。僕も簡略化されている本を読んだ上で原書を読んだんですけど、やっぱりおもしろかった。だけど、東大生だって初めからすごい難しい本を読めないんですよ。そこに一歩ハードルを登れるような本とかもあったりして、今回はそういう本も全部解説したという感じです。

―親目線というか、教育者目線でかなり読めるかなって思って
親目線っていうのはすごく気にしましたね。「一体あいつらは何を読んで東大生になったんだ?」みたいな…。現に、東大生は色々とおもしろい本を知っています。読んできたから東大に入れたかというのはよく分からないですけど、知的にやっぱりおもしろいというような一冊を持っていたりします。

―どうしたら本好きになるんでしょうか?
それはやはり、「周りに本好きな誰かがいるかどうか」です。父親と息子とかだと、距離が詰めづらい時期とかもありますよね。そういう時期に父親が息子に自分の好きな一冊を選んで、机の上に置いて渡せばいいんですよ。身近な人に「この本めちゃくちゃおもしろかった」って言われたら、絶対に読む気になるんですよ。

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―最近読んでおもしろかった本はありますか?
ここで紹介しているのだと『やがて君になる』。“百合”の要素があるマンガなんですけど、感情がキレイに描かれています。マンガって表現方法が多彩なんですよね。背景も書けるし、コマ割りや台詞のフォントとかでも自分の心情が表せたりする。一種の芸術ですよね、ここまでくると。あとはやっぱり『3月のライオン』。心理描写が本当にすごいし、言葉も文学的でそれにマッチした絵が描かれている。そして、最近読んだ中で文学的だなって思ったのは『春の呪い』っていうマンガですね。

―少し本の中にも出ていましたね。
独白がとてもキレイなんですよ。「日本語としてありえないくらいキレイだよね!」っていうのを、東大生でみんなで話したりして。マンガ×文学の価値っていうのは、ここにあるんだろうなって思いました。

東大生は、何を読んで「東大生」になったのか…。気になる方はチェックしてみてはいかが?

■西岡壱誠
東京大学3年生。歴代東大合格者ゼロの無名校のビリ(元偏差値35)だったが、東大受験を決意。2浪が決まった状況から「読解力」と「思考力」を鍛えた結果、みるみる成績が向上。東大模試全国4位を獲得したことも。東大合格後は、東大で40年以上の歴史を持つ書評誌『ひろば』の編集長を務めるほか、家庭教師としても活動。また人気マンガ『ドラゴン桜2』に情報提供を行う「ドラゴン桜2東大生プロジェクトチーム『東龍門』」のプロジェクトリーダーを務め、受験や学習全般に関してさまざまな調査・情報提供を行っている。
インタビュー動画はこちら

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