「静謐のおあげに出逢う」どん兵衛の“マンションポエム”風広告が完成度高すぎ!

「静謐のおあげに出逢う」どん兵衛の“マンションポエム”風広告が完成度高すぎ!

過去に発売して失敗してきた商品を「黒歴史トリオ」として再販するなど、最近攻めまくっている日清食品。画家のクリスチャン・ラッセンが「かき揚げ」の絵を“描き上げ”たりと、尖った宣伝でも注目を集めているが、この夏、新たな広告を打ち出して話題になっている。

再現度高すぎのどん兵衛広告
「どん兵衛ポエム」と銘打たれたこの広告は、美しい都会の夜景を背景に「美を讃えた麺の上で、静謐のおあげに出逢う」「静寂の杜に、天プラの音(サクサク)が奏でる円舞曲(ワルツ)」といった大げさなポエムが踊る。しかも、「美を讃えた」には※印で「当社調べで美しいと判断した感覚的なもので、全ての人が必ずしもそう感じるわけではございません」といった「わざわざ言わなくても…」というような注釈が付けられている。

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「日清のどん兵衛」公式サイトより。

これを見た人からは「完全にマンションの広告じゃん!」「マンション宣伝の再現度高すぎ!」と大評判。「熱湯3分の好アクセス」「胃袋直結」など、細かな部分もマンション広告にそっくり。

マンションポエムには熱狂的ファンが
実は、「マンションの広告に添えられた謎のポエム」は「マンションポエム」と呼ばれ、一部に熱狂的な愛好者がいる。特徴としては、「静謐」「マテリアル」「清麗」といった大げさで荘厳な言葉づかいと、「森」を「杜」、「家」を「邸」と書いたりという謎の当て字。さらに、「象徴(シンボル)」といった英語読みをさせるのもマンションポエムならでは。

また、過剰な注釈もマンションポエムの特徴で、どん兵衛広告の「胃袋直結」に付いた「どん兵衛の『三層太ストレート製法』による麺の圧倒的なすすり心地と、のどごしを表現したもので、実際にどん兵衛が胃袋と直結するわけではありません」といった注釈はかなり完成度が高い。

マンションポエム愛好家たちはそれぞれにWEBサイトでポエムを収集したり、使われている言葉を分析したりとかなり熱心にマンションポエムを愛している。彼らの分析によると、「マンションの広告はグラフィック画像になることが多く、差別化を図るにはカッコイイ言葉を入れるしかない」「スペックだけを説明しようとすると、専門用語ばかりで読みにくくなる」「土地や地域をポエムで褒めることで価値をあげている」というのがマンションポエムが量産される理由らしい。

都心に近づくほど「ポエム度」が上がるなど、マンションポエムに関してはまだまだ様々な説が囁かれている。電車の広告などでも見かけることが多いので、一度じっくりチェックしてみては?

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