過酷な労働環境が問題!? 衝撃的な離職率の高さを誇る編集プロダクション業界の実態とは

過酷な労働環境が問題!? 衝撃的な離職率の高さを誇る編集プロダクション業界の実態とは

 編集プロダクションは出版社と違って、様々なコンテンツ作成を担う下請けといった立場。そのため必然的に仕事量は多くなり、常に人手不足で仕事を回している会社もチラホラ…。ネット上で“編集プロダクション(または、編プロ)”と検索すると、「激務」「薄給」「高い離職率」といったネガティブな単語がズラリと並び、編集プロダクションの存在自体を皮肉ったブログなんかも見うけられるほど。

 過去に編集プロダクションに勤務した経験のある人からも、残業代が無いのは当たり前、労働時間が長く徹夜や泊まり込みがほとんどと、悲惨な現状を訴える声が聞こえる。ちなみに編集プロダクションで支払われる初任給は基本的に15万から18万円前後で、手取りにすると10万円程度。また昇給やボーナスも期待できない編集プロダクションが多く、食べていくだけでやっとな状況だ。

 ある転職サイトの調査では、編集・制作関係の会社に勤める20代社員の平均年収は304万円で、同年代と比べマイナス51万円の差があることが判明。また年収の差は年齢を増すにつれ開いていく一方で、30代ではマイナス92万円、40代で141万円、50代に至ってはマイナス250万円もの差がついてしまうという。

 また激務による拘束時間の長さは、もはや“編集プロダクションあるある”といっても過言ではない。1日12時間を超える勤務はザラで、月の残業時間も100時間以上と過労死ラインを軽く超える激務を強いられるなんてことも…。中には始発で家に帰り2~3時間の仮眠をとって再び定時で出社する社員や、週に数回しか家に帰れずお風呂に入ることもできないまま仕事を続ける社員もいるという。

 長時間労働や給料の低さから離職率が高いのも事実だが、最近では長時間労働による過労死が問題視され始めたことで、労働環境の改善に取り組み始めている編集プロダクションも少なくない。特にWEBを中心とした編集プロダクションでは、紙媒体の会社と違い決められた日に印刷所に原稿を届ける必要がなくなったことで、休日を返上してまで働く必要がなくなってきている。

 多くの人が“好き”を仕事にしようと編集プロダクションに入社するも、辛い現実に打ちのめされてしまう社員は少なくない。他の会社員と違い毎晩同じ時間に帰宅できるわけではなく、給料も安く多忙の日々。しかし編集プロダクションが出版業界を支えているのも事実であり、厳しい状況の中でも必死に頑張り続ける編集プロダクションの社員たちの姿は、きっと輝いているはずだ。

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