「ライターを目指している人」と「ライター」あるある

「ライターを目指している人」と「ライター」あるある

 職業というものはその人の人格をよく表しており、特殊な職業の人ほど「っぽいわ~」と頷いてしまうことが多い。ライター(記者)もなかなかクセのある人が集まっていて、そのクセが共通しているのだから面白い。

 まずはライターになる以前、「“ライターを目指している人”あるある」を紹介していこう。

 ライターになりたいという人は、大前提に「普通の仕事をしたくない」という考えを持っている人が多い。具体的にどんな人かというと、高校、大学などでは「自主制作で映画を撮っていた」「演劇をしていた」「マンガを描いていた」「バンドを組んでいた」など、サブカルちっくなことに情熱を燃やしていた「“自称”人とは違う人生を歩いてきた」人たちのことだ。

 もちろんそれが悪いという意味ではなく、そういった傾向が強いというのが1つのあるある。「普通の仕事をしたくない」人たちにとって、「仕事何してるの?」と聞かれたときに「ライターだよ」と答えることは何よりの憧れ。ライターという仕事に興味があるというより、「ライターである自分」にうっとりするために、ライターを目指したりするのだ。

 他には「小説家を目指している」「絵本作家になりたい」「読書が好きでー」といった人もかなり多い。そういった趣味や自主制作の延長線で、文字を書く仕事をするためにライターを目指すのである。

 では次にそのライターに実際になっている人の“あるある”を紹介していこう。

 まず注目したいのが、一概にライターといっても、政治や地域問題などのお堅い記事を書いたり、書籍レビューのようなきっちりした記事を書いたり、芸能系のゆるい記事を書いたり、エロ系のゲスい記事を書いたり、とさまざまな担当があるわけだが、意外と同じ“あるある”が生まれたりする。

 一つ目は「圧倒的に知識量が増える」。何を執筆するにしろ、分からないことは全部調べ、事実ミスなどをないようにしなければならないため、かなり深くまで“自分が興味ない”ことまで知ることになる。だが、知って損する知識などまずないのでこれは“メリットあるある”だ。

 二つ目は「自分の信念がなくなってくる」。よっぽど上の立場でない限り、執筆する記事の方向性を自分で決めることはできない。そのため「支持する政党の批判」「好きな芸能人の炎上記事」「つまらない小説を絶賛」したりすることはよくある。その結果「私ってなんだろう?」と、ふとした時に虚無感に襲われることも。もちろんこれは“デメリットあるある”。

 三つ目は「意外と体力がつく」。ほとんどがデスクワークに見えるライターでも、時には取材に行くし、締め切りに追われて徹夜を繰り返すことだってしばしば。こういった意外と体力勝負な面もあるので、軽そうに見える響きの「ライター」だがその実態はハードなのだ。そしてこれをメリットととるのかデメリットととるのかは意見が割れる。

 そしておまけの“あるある”を一つ。ドラマや映画にライター職の人でがち。そしてそれが主人公の場合は嫌な奴だったけど良いやつになっていき、脇役だとただ鬱陶しい嫌われ者になることが多かったり……。

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