編集の基本「ひらく」「とじる」とは?

編集の基本「ひらく」「とじる」とは?

 「むすんでひらいて」という童謡があるが、似た言葉が編集の世界にもある。「ひらくとじる」だ。

 “漢字”で書ける語句を“ひらがな”で書くことを「ひらく」、逆に“ひらがな”の語句を“漢字”で書くことを「とじる」と呼ぶ。

<漢字の多い文章>
・読みづらい
・堅苦しさが漂う

<漢字の少ない文章>
・読みづらい
・幼稚に思える

 以上、各2点が「ひらく」「とじる」主な理由となる。ある言葉を漢字で表記するか、ひらがなで表記するかを適切に判断するのは、実に難しい。参考になればと、ふだん使う言葉で「ひらく」べき言葉を並べてみた。

<参考例>
敢えて→あえて
貴方/貴女→あなた
余り→あまり
予め→あらかじめ
有る/有り→ある/あり
如何に→いかに
幾つ→いくつ
頂く/戴く→いただく
一旦→いったん
色々→いろいろ
内→うち
下さい→ください
先程→先ほど/さきほど
流石→さすが
様々→さまざま
更に→さらに
全て/総て→すべて
折角→せっかく
是非→ぜひ
但し→ただし
為→ため
何故→なぜ
甚だ(しい)→はなはだ(しい)
全く→まったく
下/元/基→もと
因って/依って/拠って→よって
様→よう
訳→わけ
割りと→わりと
我/我々→われ/われわれ

 決して「ひらかなければいけない」というわけではない。漢字が存在しているのだから、臨機応変に漢字とひらがなを使い分ければいいと思う。

 ただし、自分の中である程度のルールを作っておくといいかもしれない。同じ言葉が日によって、「漢字/ひらがな」の表記が違ってしまい、バラバラになってしまうからだ。

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