フジロック、イースター、ハロウィン… イマド季語あげてみた。

フジロック、イースター、ハロウィン… イマド季語あげてみた。

 “五月雨を 集めてはやし 最上川”(松尾芭蕉)

 「五・七・五」で日本の心を詠う俳句。松尾芭蕉の登場により、芸術性が高まり広がったとされる俳句の特徴は、やはり季語であろう。上の俳句の季語は“五月雨(さみだれ)”であり、季節は“夏”。一見“五月”だから“春”のように思うが、難しい世界である。では、他にどんな季語がありどの季節を表すのか、春夏秋冬で見ていこう。

<春>
余寒/花冷え/鳥曇り/黒北風/焼け野/桜衣/耕し/磯遊び/黄梅/目刺(メザシ) など

<夏>
麦の秋/炎昼/青嵐/雷雨/花畑/苗物/虫干/こいのぼり/繭/鯰(ナマズ) など

<秋>
新涼/冬隣/天高し/花野/蟋蟀(コオロギ)/虫の声/小鳥/秋刀魚/胡麻/蕎麦 など

<冬>
節分/小春日和/懐炉/咳/鶴/兎/麦の根/十夜粥/人参/枯れる など

 あくまで季語のごく一部でしかないが、季節が分かりやすいものから、ピンと来ないものまで実に様々である。それだけ日本人の繊細さや情緒の表現が豊かな証拠なのだろう。これは後世まで残したい文化だ。

 さて、古くから存在する季語を紹介したが、現代における季語はどうなのか。例えば、“フジロック”と聞けば“夏”を連想し、立派な季語になりうる。ということで、現代版季語を春夏秋冬で考えてみた。

<春>
ランドセル/新年度/大型連休/カープ/天皇賞/新歓コンパ/五月病/イースター/四月馬鹿(エイプリルフール)

<夏>
フジロック/プール/日焼け止め/ビキニ/TUBE/甲子園/ビアガーデン/Tシャツ/バーベキュー/冷やし中華

<秋>
ビールかけ/ハロウィン/日本シリーズ/月見バーガー/シルバーウィーク/栗ごはん

<冬>
駅伝/聖夜/七面鳥/紅白/恵方巻き/広瀬香美/ゲレンデ/スキー/スノーボード/M-1

 この程度しか浮かばないのが残念だが、昔から使われる季語とは違い、圧倒的にカタカナが増えたのが分かる。それだけ外国の文化が入ってきたからだろう。果たしてそれが良いことか悪いことかは分からないが、日本人の心は忘れたくないものである。

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